キャンプを始めたい。そう思い立っても「何から始めればいいの?」「何を揃えればいいの?」と迷ってしまう。そういった経験はキャンプ初心者なら誰しもがぶつかる壁です。
私は2020年のコロナ禍真っ只中、世間のアウトドアブームに乗っかりファミリーキャンプを始めました。キャンプ歴は5年になります。これまでのキャンプ全てが大成功!という訳ではありませんでしたが、現在は自分らしいキャンプを楽しむ事ができています。
この記事では、私自身が「もっと勉強しておくべきだった」「これがあると見違えるほど便利」などこれまでのキャンプで学んだ点も含めて、初めてのキャンプを成功させるためのキャンプの基本を解説します。
この記事を読めば、ゼロからキャンプを始める初心者でも安心してキャンプに挑む事ができるようになります。
私がこの5年間で培ったキャンプ成功のノウハウを、これからキャンプを始める「超初心者」向けに凝縮しました。「今年こそはキャンプを始めたい!」「始めたいけれど自信がない。」という方は是非、最後まで読んでいってください。
1.行き当たりばったりは禁物!キャンプの計画を立てよう!

キャンプをこれから始める人は「何から始めたらいいの?」と思うでしょう。実際に、私も「キャンプをしてみたいのだけれど、先に道具を集めたらいいの?」と思っていました。しかし、一番最初にすべきことはキャンプの計画を立てることです。
無計画でキャンプを結構するとトラブルが発生しやすくなったり、せっかくのキャンプを最大限楽しむ事ができなくなります。
そこで、まずキャンプの流れを知り、自分たちのスタイルに合った計画を立てる事が重要となります。
・キャンプ当日までの4ステップ
キャンプ当日までは次の4ステップで進むとスムーズです。
- キャンプに行く日程を決める
- 情報を集めてキャンプ場の予約をする
- キャンプ当日のスケジュールを決める
- 事前準備をする
1.キャンプに行く日程を決める

計画は早めに立てたほうが安心です。日程をGWや夏休みといった大型連休に合わせた場合、キャンプ場も多くの人で賑わいます。そうすると、せっかく考え抜いて決めたキャンプ場も予約が埋まってしまうこともあります。特に初心者に人気のある高規格キャンプ場などはすぐに予約が埋まってしまうので要注意です。そのため早めに計画をたて、予約開始可能になったら予約できるようにしましょう。
2.情報を集めてキャンプ場の予約をする

日程が決まれば次はキャンプ場を決めます。キャンプ場のサイトやガイドブックを見ながらキャンプ場を決めましょう。わからないことがあればキャンプ場へ電話して聞くこともおすすめです。
3.キャンプ当日のスケジュールを決める

家族、仲間同士で具体的なスケジュールを決めましょう。「キャンプ場にある川で遊びたい!」「火おこしと焚き火に挑戦したい!」など目的を明確にすると綿密なスケジュールを組みやすくなります。自宅からの移動時間や設営、撤収にかかる時間を加味してざっくりでもいいのでスケジュールを組んでおきましょう。

子供連れだと、設営中に子供は退屈になってしまうので、遊び時間も確保しておいた方が良いでしょう。
4.事前準備をする

持ち物リストを作って、必要な道具を揃えます。前日までには車両への積み込みを済ませ、当日忘れ物がないようにしましょう。
キャンプの1日の流れ

これは1泊2日のファミリーキャンプを想定している例です。ソロキャンプであったり、設営に時間のかからないワンタッチテントであれば設営にかかる時間は短縮します。そこで重要となるのが自分たちのキャンプスタイルにあった計画立案となるのです。計画を立てることで、行動に自信がつき、トラブルが発生したとしても迷う時間が短縮された分、落ち着いて対処することも可能になります。
このキャンプの1日の流れをモデルに「うちは設営にもっと時間がかかるかも」「早起きは苦手だから早めに就寝しよう」など自分たちにあった計画を立てましょう。
2.キャンプ場を選んで予約しよう!

ズバリ、初心者におすすめするキャンプ場は「オートキャンプ場の区画サイト」です!それと「設備の整ったキャンプ場」を選びましょう!ひとえにキャンプ場といってもロケーションも違えば備わっている施設もバラバラです。選び方を間違えてしまうと「快適なキャンプが行えない」なんてこともあります。そこでまずはキャンプ場の種類を知り、自分たちにあったキャンプ場を選ぶ事が重要となります。
<<初心者におすすめのキャンプサイトを紹介しているサイトはコチラ>>
キャンプ場の種類
キャンプ場の種類は大きく分けると2種類あります。それはキャンプ場とオートキャンプ場です。
キャンプ場

車の乗り入れ不可。駐車場から歩いてキャンプサイトまで進みます。オートサイトより自然を感じることができますが、荷物の出し入れは手間がかかります。
オートキャンプ場

キャンプサイト内に車を駐車できます。車の乗り入れがあるので騒音はありますが、荷物の出し入れがスムーズに行えます。
キャンプサイトの種類
キャンプをする場所のことを「サイト」と言います。キャンプサイトには区画サイトとフリーサイトがあり、その他バンガローやコテージなどの宿泊施設があります。
区画サイト

車、テント、タープなどを決められた区画内に配置する。定められたワク内で配置するので初心者でも迷わずに配置できる。AC電源を設置しているサイトもあり便利。
フリーサイト

明確な区切りのないサイト。大きい車やテント、グループシャンプに適している。初心者にはレイアウトが難しい。閑散期は自由度が高いが混雑時は配置場所の難易度が上がるので注意。
その他宿泊施設

設営や野営に不安がある人はまず宿泊施設でアウトドアを試してみるのもお勧めです。施設によっては布団などの道具が完備されていないこともあるのでよく調べて予約しましょう。
ロケーション別にキャンプ場を選ぶ

ロケーションひとつ取ってもキャンプ場は千差万別です。それぞれの特徴を踏まえて過ごしやすさを優先して選ぶことが大切です。
高原
標高が高く夏でも涼しく過ごせます。星空が格別に美しく見れるなどの魅力も。冬は積雪も考えられ初心者には難易度が高めなので注意が必要です。
林間
新緑や紅葉など四季を肌身で感じることができます。ロープとシートでスクリーンを作ってプライベート空間を作ったり、木々を利用したハンモックの設置ができるなどの工夫次第では快適なキャンプを楽しめるところが魅力です。
海
夏の海水浴とキャンプを同時に楽しめます。ただし、日中はとても暑く、日陰の確保と熱中症対策が必須です。
川
川が流れているキャンプ場もあります。水遊びや釣りを楽し無ことができ、水辺は涼しく真夏のキャンプには最適です。
湖
サップやカヤックなどのアクテビティを行っているキャンプ場もあります。海や川に比べると波も穏やかで流れがないので初心者でも楽し無ことができます。
キャンプ場選びのポイント
キャンプ場の種類やロケーションを学んだら、次に紹介するポイントに沿ってキャンプ場を決めましょう。
- 自宅から2時間以内であるか
- 区画整理のされているオートキャンプサイトがあるか
- キャンプ場内にある施設は清潔であるか
- 入浴施設があるか
- トイレは上下水道が完備されているか
- 売店には何が売っているか
- 宿泊施設があるか
・自宅から2時間以内であるか

思った以上に設営に時間を要してしまうことも加味して、チェックインに遅れないように初めてのキャンプは自宅から近い所を選びましょう。
・区画整理のされているオートキャンプサイトがあるか
前述した通り、初心者におすすめするキャンプサイトはオートキャンプサイトです。車、テント、タープを定められた区画内に配置するので「何をどこに置くか」と迷わずに済みます。

隣のサイトと生垣で分けられているキャンプ場もあります。プライベート空間が保つことができて私はお気に入りです。
・キャンプ場内にある施設は清潔であるか
キャンプ場には管理棟や炊事場、トイレ、入浴施設などの施設が整備されています。施設の種類を確認することも重要ですが、心の負担を少なくすることが最も重要です。キャンプ場のホームページや口コミを参考に清潔であるかを調べましょう。キャンプ場側も「少しでも快適に過ごしてもらいたい」と日々経営努力をしています。
・入浴施設があるか
シャワーがあっても風呂がないというキャンプ場もあります。野営=不潔ではありません。自分たちのキャンプスタイルにあった入浴施設があるかを確認しておきましょう。特に小さいお子さんがいるファミリーキャンプでは温泉や浴槽のある入浴施設がおすすめです。キャンプ場内になくても近隣に銭湯や温泉がある場合もあります。
・トイレは上下水道が完備されているか

トイレ事情は誰しもが気になるところです。洋式か和式か、中には全トイレ温水洗浄機付きといった高規格のキャンプ場も。洋式トイレは管理棟のみというキャンプ場もあるのでしっかりと調べておきましょう。
・売店には何が売っているか
「キャンプ場に行けばキャンプ道具がなんでも揃う!」と思ったら大間違いです。薪は売っていても炭は売っていないという所もあります。また、しっかり事前にチェックしていても忘れ物をすることは初心者に関わらず、よくあることです。売っているもの、そうでないものを確認しておくと上手に売店を利用することができるでしょう。同時にレンタル用品にも目を通しておくと便利です。
・宿泊施設があるか

自然を相手にしているキャンプでは天候悪化によるトラブルもあります。暴風によるポールの破損や大雨による浸水なんてことも‥日中であれば宿泊は諦め帰宅、もしくはデイキャンプへの切り替えが理想ですがキャンプ場内にコテージなどの宿泊施設があれば切り替えてくれるキャンプ場もあります。初心者に天候悪化によるトラブル対応はまず不可能です。天候が怪しい時は事前に切り替えが可能であるかキャンプ場に確認をとっておくと便利です。
・キャンプ場の予約方法
自分のキャンプスタイルにあったキャンプ場を見つけることができたら、予約をしましょう。予約方法には以下の方法があります。
- キャンプ場予約サイト
- キャンプ場運営サイトの予約フォーム
- 電話予約
キャンプ場予約サイト
ここで紹介するのは全国のキャンプ場検索・予約サイトである「なっぷ」です。
エリアと宿泊日を入力するだけで宿泊可能なプランが表示され、そのまま予約まで出来てしまいます。予約自体はネットで完結してしまうので、設備など個人で確認したいことがあればキャンプ場へ直接問い合わせましょう。
・キャンプ場運営サイトの予約フォーム
上記で紹介した「なっぷ」に加入していないキャンプ場もあります。大人気の高規格キャンプ場などは自身のホームページで空室状況を公開し予約フォームを設置しているところも。こちらも予約フォームに宿泊日と人数、希望のサイトなどを手順に沿って入力するだけで完結します。気になることがあれば備考欄で確認するか、直接電話して確認する必要があります。
・電話予約
ネット予約システムを導入していないキャンプ場は直接電話で予約する必要があります。電話先で宿泊人数と車の数、宿泊日、宿泊数を伝えます。予約の際に事前の情報収集ではわからなかったことなどを確認することもできますし、サイトの要望を聞いてくれるキャンプ場であれば希望するサイトを伝えることも可能です。

私の場合、テントが大きいので広めのサイト、もしくはサイト内に切り株などがないサイトを希望していることが多いです。閑散期であれば角地などの要望も叶えてくれます。
実際に予約する際に確認しておくべき事項と伝えること
- キャンセル料(何日前から何%か)
- アーリーチェックイン、レイトチェックアウトの有無
- キャンプサイトの指定はできるか
- 初心者であることを伝えておく
- ペット連れの場合は伝えておく
以上がキャンプ場の種類と選び方、予約方法です。初めてのキャンプは何より「便利」を優先しましょう。慣れるまでの設営や野外での調理は思った以上に大変です。そこで環境が快適でなければそれは「過ごしやすいキャンプ」とは言えません。「不便を楽しむ」なんて言葉はベテランになってからで十分です。初めてのキャンプでは「無理をしないこと!!」を鉄則に、キャンプ場に備わっている施設は上手に利用しましょう。
3.キャンプ場でのマナーを知っておこう!

広い敷地を持つキャンプ場にはたくさんのキャンパーが訪れます。キャンプ場の施設はみんな共同で使用します。皆が気持ちよくキャンプをするためには定められたマナーを守る必要があります。ここでは一般的なマナーを紹介します。中にはキャンプ場独自のマナーが定められていることもあるのでチェックインの際、説明をきちんと聞きましょう。
一般的なキャンプ場でのマナー

あいさつをしましょう
隣接するサイトの人やすれ違う人には一言あいさつをしましょう。特に隣接するサイトの人はお互いがどんな人であるかを認識する機会となります。時にはトラブル時に手助けしてくれることも!
区画を守りましょう
区画サイトはスペースが決まっています。通路に道具を置いたり、隣接サイトに張り綱を固定するなんてことが無いようにしましょう。
他のサイトを横切らない
近道だからといって他人のプライベート空間を横切るのはやめましょう。ガイロープに足を取られ転倒するなどの事故の原因にもなります。

酔っ払ったおじさんがトイレに行く際に自分のサイトを横切って行った頃があります。さすがにびっくりしました。わざとではないので注意はしませんでしたが、もやもやしたままのキャンプになりました。
共同施設は譲りあいましょう
混雑期になるとトイレや炊事場は混み合います。長時間占領せず、譲り合って使用しましょう。
迷惑行為はNG!
深夜や早朝に車のエンジンをかけたり、ドアの開閉を頻回に行うなどの車に関する行為、大音量での音楽やギター演奏、大声などの音に関する行為、決められた時間や場所外での花火や打ち上げ花火など他のキャンパーに嫌がられる行為は行わないこと。特にスリーピングタイムの「音」には注意が必要です。
共同で使用する施設は使用後も美しく
共同で使用する場所は次に使用する人のことを考えて元通りにするのがマナーです。炊事場の生ゴミや食べカスはきちんと回収し私物を置きっぱなしにしないようにしましょう。
ゴミの分別はしっかりと!
キャンプ場が定める分別方法に従ってください。自然あってのキャンプです。キャンパーが自然を壊すような行いは絶対にあってはなりません。
火の始末は最後まで見届ける!
焚き火や炭の後始末は責任を持って行うこと。指定された灰捨て場に消火を確認して破棄しましょう。また直火禁止のキャンプ場では必ず焚き火台やグリルを使用してください。

廃捨て場を確認しておくこと!焚き火やBBQをする場合は、消灯時間には消火できるように逆算しましょうね!
ペットの放し飼いはやめて
ペット同伴でキャンプをする場合、区画内であってもリードを着用しましょう。他の区画に侵入する他、他人を噛んでしまう可能性もあります。動物が苦手なキャンパーもいることを忘れず、最低限のマナーを守りましょう。

この他にも各キャンプ場が定めるルールがあるので、それに従うことが大切です。周囲との共存を楽しむこともキャンプの醍醐味です。お互いが気持ちよくキャンプ出来るように最低限のマナーは押さえておきましょう。
4.キャンプ中の緊急事態とトラブル対処法を知っておこう!

初めてのキャンプにトラブルはつきものです。1番の対処法はどのようなトラブルであっても「最初にキャンプ場の管理人に報告」しましょう。私自身、初めてのキャンプで強風によりポール内のショックコードが千切れてしまうトラブルに見舞われました。不測の事態はいつやってくるかわかりません!事態を酷くさせないために対処方法を知っておく必要があります。
突然の体調不良や怪我の対処
出発前日までに近隣の救急対応病院の情報を集めておく
怪我や体調不良はどこの病院でも診てもらえるわけではありません。診療所やクリニックは専門性に特化している為、「腹痛は診れるけどケガは見れない」なんてことも。内科・外科の診療科がある総合病院かつ、救急・時間外受診を受けている病院を探しておきましょう。

病院に行く前には必ず電話して診てもらえるかを確認しましょう!
今すぐ医療機関を受診すべきか悩んだら#7119(救急安心センター事業)に電話すると相談に乗ってくれますよ!
ファーストエイドキットを持っておきましょう

絆創膏、常備薬、消毒液、包帯、滅菌ガーゼ、トゲ抜き、テーピングなどが揃っていると便利です。売店に売っていることもありますが、100均で揃うものなので事前に揃えておくと良いでしょう。
擦り傷・切り傷
まずは傷口を水道水で洗い流しましょう。出血が多い場合はガーゼやタオルで傷口を押さえながら心臓より高い位置を保持しましょう。鮮やかな出血がドクドクと溢れる場合は動脈を切っている可能性があります。心臓より高い位置を保持し、救急受診もしくは救急車を呼びましょう。特に首から上は小さな傷でも出血量が多いので驚くと思いますが、焦らず傷の大きさや血液の色を観察しましょう。鮮やかな赤色の場合は医師による止血処理が必要です。
出血部より上を縛るという方法もありますが、血流不足による壊死を引き起こすことがあります。医学知識がない人には時間の目安なども難しいので行わない方が良いです。
ヤケド
ポイントはすぐに流水で冷やすこと!水に浸けるのではなく、水道の蛇口を捻って流水に当てましょう。衣類の上からヤケドした場合は衣服が肌に引っ付いていることがあります。そのまま剥がすと皮膚ごと持っていかれることも‥必ず衣服のまま流水で冷やし続けましょう。小さなヤケドであれば冷やした後、ワセリンなど保湿剤を塗って滅菌ガーゼを当てておくと良いでしょう。500円玉以上のヤケドであれば受診をおすすめします。
虫刺され
まずは刺された場所を水で洗いましょう。ハチの毒であれば水に溶けてしまいます。針が見える場合はトゲ抜きで抜いて絆創膏を貼っておきましょう。抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏などがあれば最適です。
熱中症
顔が真っ赤、フラフラ、脱力、頭痛などは熱中症の可能性があります。こまめに水分補給をして予防することが最も重要ですが日当たりのいいサイトでは日差しは防げません。木陰で風通しの良い場所に移動しズボンのボタンやベルトを緩めましょう。濡れタオルや保冷剤で首や脇の下、足の付け根など太い血管の通っている箇所を冷やしましょう。水分補給は水ではなく、スポーツ飲料などのミネラルを含むものにしましょう。高熱を伴う熱中症は命の危険を伴う場合があります。点滴による補水が必要となるケースもあるので即座に救急依頼もしくは受診をすることをお勧めします。
天候によるトラブル

お天気情報だけでなく風速もチェックしておこう
雨の日のキャンプは慣れてくるとそれ程まで悩みません。実は雨よりも風の方がキャンパーを悩ませます。強風によるポールの破損や固定が甘いとテントやタープそのものが設営できないこともあります。強風予報が出ている場合は初めからキャンプを諦める決断が必要です。一時的なものであれば設営時間を遅らせるという選択肢もあります。また強風の時は火器の使用も控えた方が良いでしょう。

一般的には
風速5m /sからキャンプに影響が出始め、
風速7m/s以上はキャンプの継続か困難と言われています。
突然の雷雨
雷を伴う雨の場合は管理棟など建物内に避難しましょう。雷は背の高い木に落ちるので木の下での雨宿りは厳禁です。身の危険を感じるほどの大雨、雷雨であれば車内に避難する手もあります。
濡れては困るインナーテントや寝具は即座に濡れない場所に一時避難させましょう。
キャンプ中に起こりやすいその他のトラブル
近くのサイトが騒がしくて眠れない
ここで重要なのは個人での交渉はしないことです。個人交渉による喧嘩勃発などの二次トラブルを回避しなければなりません。即座に管理人に報告して注意してもらいましょう。
テントやタープのポール、フレームが折れた!
これは私も実際に経験があります。これはガムテープでぐるぐる巻きにして急場を凌ぐことができます。管理人に相談するのも手です。リペアポール(折れた部分に添木のように使用できる)を用意してくれたり補修そのものを手伝ってくれたりもします。
忘れ物をしてしまった!
まずは忘れ物がないかの事前チェックが重要です。それでもキャンプには忘れ物がつきもの‥そんな時はレンタルで対応する、もしくは代用品を考えることが対処になります。
アルミホイル→形を変えてスプーンやボウル、皿に。
牛乳パック→まな板や着火剤代わりに。
布テープや麻ひも→着火剤として利用可能。
以上、キャンプ中に起きやすいトラブルとその対応について説明しましたが、思わぬところに落とし穴があったりします。何事も「備えあれば憂いなし」です。事前準備と情報収集があなたをトラブルから救ってくれます。緊急事態に慌てず落ち着いて対処できるよう、最低限、ここでの内容は押さえておいてください。
5. キャンプにかかる費用について考えよう!

キャンプを始めたいと思っていて一歩が出ない人の中には予算を気にしている人も多いはずです。ここでは必要最低限のグッズを参考にキャンプにかかる費用について説明します。
キャンプ道具にかかる予算の目安
予算ですが、ソロキャンプとファミリーキャンプでは費用も大きく変わります。テントのサイズも違えば準備する椅子やシュラフの数も違うのでファミリーキャンプの方が費用が高くなります。また、一流のアウトドアブランドのものを揃えるとなると費用は大幅に膨らみます。
ソロキャンパーの場合
費用の目安:5~8万円
ファミリーキャンプの場合
費用の目安:10~15万円
これはあくまで「キャンプができる最低限」の荷物の費用になります。まずは目安から自身の予算を決め、予算内でも購入できる良い道具を揃えましょう。
できるだけ低予算でキャンプを行う方法
予算の目安を見て正直に「お金がかかる」と思った人も多いでしょう。しかし、キャンプは工夫次第では用意する道具も減らすことができ、節約も可能です。
レンタルやリサイクルショップを利用する
キャンプを続ける自信が無いうちは、レンタルを利用したりリサイクルショップを利用するのも一種の手です。「初めから高級な商品を買ってしまったのに飽きてすぐに手放した」という人も最近は多く見かけます。事実、リサイクルショップやフリマアプリではほとんど未使用のようなアウトドア商品が溢れかえっています。これはコロナ禍のアウトドアブームで急増したキャンプ初心者たちが定着しなかったことが原因です。レンタルの場合は回数が増えれば道具代を超えてしまうので注意が必要ですが、さまざまな道具を経験できる機会にもなります。
↓↓まずはお試しでキャンプ道具を使ってみたい人にはレンタルをおすすめします↓↓
自宅にあるもので代用する
食器や調理器具、寝具、グランドシートなどは自宅にあるもので代用することが可能です。私は冬のキャンプであれば普通のラグを持っていくこともありますし、わざわざダッチオーブンなどを購入せずとも普通の鍋を持っていくこともあります。何も全てアウトドア用品で揃える必要は無いのです。

知り合いのキャンパーさんは、お布団を圧縮袋にいてれ持ち込んでいましたよ。我が家もキャンプで鍋をするときは普段家で使っているものを持っていきます。
予算は家庭のお財布事情で変わってくると思いますが、初めはお金をかけすぎない方が良いです。私の経験上、キャンプの回数を重ねていくうちにお気に入りのギアが出てきたり、お蔵入りになってしまったギアもたくさんあります。まずは予算内で購入できる道具を揃えましょう。
6.キャンプに必要な道具を揃えよう!

お待たせ致しました。皆さんが気になっている揃えるべき道具です。キャンプは荷物が多ければ多いほど快適に過ごすことができます。しかし荷物が多いと積載も大変ですし、荷物を広げるのも片付けるのも時間がかかってしまいます。また、不必要なものを多く持って行っても無駄になるだけです。慣れないうちは本当に必要な道具だけを持っていくようにしましょう。
最低限必要なキャンプ道具8種
テント

テントにはたくさんの種類があります。テントはいわゆる家、寝室の役割です。自分のスタイルに合ったテントを選ぶことが重要となります。そのためには各テントの特徴や利点を知りましょう。テントの選び方は主にキャンプに参加する人数を重要視します。ソロキャンプであれば設営のしやすいドームテントやワンポールテント、ファミリーキャンプであれば荷物の多さを考慮したツールームテントがオススメです。それぞれのテントの違いを知りましょう。
・ドームテント
最も一般的なテント。設営も簡単で自立式なので設営後の移動も簡単です。比較的安価なのでキャンプ初心者におすすめです。ファミリーで使用する場合は荷物収納と寝室が一緒になってしまうので少々手狭になります。タープの併用など工夫が必要です。
<代表的なドーム型テント>
コールマン ツーリングドームLX
・ツールームテント
ファミリーキャンプに最適なテントです。他のテントとの大きな違いは寝室と別にリビングがあること。アウターテント(リビング)とインナーテント(寝室)がセットで売られています。多くの荷物を収納することができ、快適な空間を作ることが可能です。しかし他テントに比べ設営が難しいことと、費用がかかること、そして何よりテント自体が大きいので車に積むのに場所をとります。
<代表的なツールームテント>
スノーピーク ランドロック

何を隠そう、我が家のテントもこれです!大きさの割に立てやすい!
・ワンポールテント
見た目がとても可愛いトンガリテントです。キャンプ場で一際目を引くデザインになっています。設営は複雑な構造では無いので比較的簡単です。しかし非自立式なので設営後の移動は不可能なのと、テント内が斜めになっているので内部は手狭に感じます。
<代表的なワンポールテント>
テンマクデザイン サーカスTC
・ワンタッチテント
傘のように広げるだけで立ち上がるテントです。以前は強度性に劣ると言われていましたが、近年では強度の上がった物も。設営はダントツで簡単。しかし未だにデメリットが囁かれ続けるテントです。私はペグ打ちとテントのピン張りが好きなのであまり魅力を感じません。
<代表的なワンタッチテント>
DOD キノコテント
・エアテント
その名の通り空気で膨らませるテントです。大きなテントでも空気を入れるだけなので女性だけでも簡単に設営できます。ポールがないので折れる危険性もありません。しかし空気を抜くのに時間がかかったり、パンクする可能性もあります。またお値段も高額です。
<代表的なエアテント>
ロゴス(LOGOS) グランベーシック エアマジック リビングハウス WXL AI 71805532
大きく分ければ以上ですが、重さやオールシーズン対応など機能面でもそのテントそれぞれのメリット、デメリットがあります。「デザインやブランドだけで選んで失敗」なんてことが無いように、情報収集をして購入しましょう。おすすめは店員さんに聞くことと、実際にお店で設営をレクチャーしてもらうことです。
テーブル

キャンプの醍醐味は食事!という方も多いです。テーブル無くして食事はままなりませんし、棚がないキャンプではテーブルは安定した置き場でもあります。
・ポップアップテーブル
広げるだけで設置できます。脚の高さを調節してハイ&ロースタイルに調節可能です。ただし天板に脚を畳む形になるので収納はあまり小さくなりません。
<代表的なポップアップテーブル>
コールマン ナチュラルモザイクリビングテーブル
・ロールトップテーブル
脚と天板を組み合わせて設置します。天板はくるくる巻いたり、蛇腹折にして小さく収納することができます。こちらも脚の高さ調整が可能です。
<代表的なロールトップテーブル>
コールマン ナチュラルウッドロールテーブル
・ミニテーブル
ソロキャンプにおすすめの軽くて小さなテーブルです。足をたたんで天板を折りたたむタイプが人気です。
<代表的なミニテーブル>
SOTO フィールドホッパー
テーブルは人数を重視して選びましょう。大人数のキャンプだと複数のテーブルをつなげて使用することもあります。収納も種類によって大きく変わるので自身の荷物の積載量を考えながら購入することをおすすめします。
チェア

チェアは一番のくつろぎグッズです!収納制と座り心地にこだわりましょう。
・ディレクターズチェア
テントの定番とも取れる王道の椅子。座面が高くハイスタイルに適しています。収束式なので広げるだけで椅子になる初心者には優しいです。
<代表的なポップアップテーブル>
コールマン コンパクトフォールディングチェア
・軽量コンパクトチェア
とても軽いので移動が楽。ロースタイルのキャンプにおすすめです。ポールと座面が別になっている組み立て式なのでとても小さく収納できます。軽すぎて風で倒れることも‥
<代表的なコンパクトチェア>
ヘリノックス チェアワン
・リクライニング
背もたれが倒れるタイプの椅子です。くつろぎに重点を置くのであればおすすめです。但し、コンパクトではないので荷物量との相談が必要です。
<代表的なリクライニングチェア>
WAQ リクライニングローチェア
・ベンチ
子供連れのキャンプなどに人気です。背もたれの無いタイプもあり、クッション材もさまざまです。複数人座れることを思えば収納性もコストパフォーマンスも高いです。
<代表的なベンチ>
DOD グッドラックソファ
今回はタイプ別に紹介しましたが、他にも材質で選ぶという選択肢もあります。例えば「焚き火をぼんやりと眺めたい」と思っている人には火の粉が燃え広がりにくいコットンが、「水遊びを楽しみたい」という場合には通気性の良いメッシュ素材、というようにその時のキャンプの目的によって選ぶベテランキャンパーもいます。初めは難しいことを考えず、座り心地重視で選ぶと良いでしょう。
シート・マット

初めてのキャンプ、設営疲れでぐっすり眠れる人もいれば、普段と違った環境に熟睡できないという人もいます。野営なのでテント内の温度調節も初心者には難しいです。ここで重要なのはいかに快適な空間を作り上げるかです。そのために寝室づくりのもとになるシートやマットは慎重に選びましょう。
・グランドシート
防水、破損や汚れ防止のためテントの下に敷くシートのことです。テント購入の際にセットに含まれていることもあります。これが無いと直接土の上にテントを置くことになります。地面は小石など小さな凹凸がたくさんありますが、グランドシートによってその凹凸がテント内に伝わりにくくなります。テントと別で購入する際はテント底面のサイズより10cmほど小さいものを選びましょう。
<代表的なグランドシート>
LOGOS テントぴったりグランドシート
・インナーマット
テント内全体に敷くマットのことです。クッション入りのマットになってるため室内に敷くだけで地面の硬さが軽減されます。こちらもテントの室内のサイズを調べてから購入すると良いでしょう。
<代表的なインナーマット>
JIMENCE(ジーメンス) レジャーシート 厚手 テントマット 防水 インナーシート アルミ蒸着 収納袋付き
・スリーピングマット
インナーマットの上に敷いて使用します。地面の凹凸を防ぐだけでなく、保温性、断熱性に優れているのでより快適空間を作り上げてくれるアイテムです。寝心地の良さ、携帯性など自身のスタイルに合った商品を選びましょう。
・高断熱発泡マット
パタパタと折りたためるスタイルで使用するときも広げるだけで済みます。とても軽くコンパクトなのでソロキャンパーや登山家にも人気です。
<代表的な高断熱発泡マット>
Zライトソル レギュラー
・インフレータブルマット
エア注入式で、バルブを開けるだけで自動で空気が入って膨らみます。膨らみが足りない場合は空気を足します。寝心地は抜群です。空気を抜いてクルクルと巻いて収納します。
<代表的なインフレータブルマット>
ソトネノキワミS
・エアーベット
複数人で眠ることができるのでファミリーキャンプに最適です。しかし、収束性が求められないことと、重量感があります。荷物の容量に余裕があるのなら、最も快適に眠ることができるアイテムです。
<代表的なエアーベッド>
ロゴス どこでもオートベッド130
マット類は快適な空間の土台づくりに必要不可欠なアイテムです。特に腰痛がある人などは妥協せずクッション性の高いものを選ぶことをおすすめします。
シュラフ

先述のマットに続き、こちらも快適に夜を過ごすためのアイテムになります。シュラフにはマミータイプと封筒タイプに分かれます。物によって適正温度が異なるのでシーズンに合わせたものを購入しましょう。慣れてきたらいくつか持っておくと便利です。
・マミータイプ
その名の通りミイラのように身体のサイズに合わせた形状をしています。顔以外をすっぽりと包んでくれるため保温性に優れています。収納もとてもコンパクトなので登山家にも人気です。
<代表的なマミー型シュラフ>
ナンガ オーロラ
・封筒タイプ
布団を2枚重ねて封筒のようにした形状をしています。マミータイプと違って肩までしか入れないので保温性は劣ります。サイズによっては複数人で入ることもでき、ファミリーキャンプにはおすすめです。
<代表的な封筒型シュラフ>
コールマン コージーII
寝袋は形状・素材・適正温度などを考慮して選ぶ必要があります。不慣れな環境で眠るためただでさえ眠れない人の多いキャンプ。少しでも快適に眠り気持ちの良い朝を迎えることができるように適したシュラフを選びましょう。
ランタン

夜の主役とも言えるアイテムです。ランタンは使いやすさ、燃料、明るさを判断基準に選ぶと良いでしょう。
・ガスランタン
燃焼系では比較的使いやすいランタンです。また光量もしっかりと確保できます。使いやすさと明るさを求めるのであれば選んで間違いはないでしょう。
<代表的なガスランタン>
コールマン 2500ノーススターLPガスランタン
・ガソリンランタン
明るさも雰囲気も最高峰。燃料がガソリンであるため初心者には近寄りがたい存在です。ポンピングが必要であるなど他タイプに比べると扱いにくい面があります。
<代表的なガソリンランタン>
コールマン ワンマントルランタン
・オイルランタン
ランタンのイメージそのもの、雰囲気ばっちりの可愛らしいランタンです。優しい灯りが醍醐味なので光量は期待できませんが、テーブルシーンを彩るにはもってこいのアイテムです。扱いも手入れも比較的簡単です。
<代表的なオイルランタン>
フュアーハンド ベイビースペシャル276
・LEDランタン
テント内でも安全に使用することができる電池式のランタンです。ボタンひとつで点灯できるため最も使いやすいアイテムです。燃焼系に比べると雰囲気は劣ってしまいますが、安全性重視であれば最も優れています。
<代表的なLEDランタン>
コールマン クアッドマルチパネルランタン
その他、トイレなどの移動時に役立つのが懐中電灯やヘッドライトです。自宅にあるものでも代用できるので一つカバンに入れておくと良いでしょう。ランタンはテントの外と中に設置することで虫除けの効果を得ることもできます。明るさ、燃料、扱いやすさなど重視すべき点は多いですが、その後の手入れについても店頭で話を聞いておきましょう。
コンロやグリル

キャンプで食べるご飯は同じ味付けだとしても何故か美味しく思えてしまいます。私はキャンプの中で一番食事のシーンが楽しみだったりします。そんなキャンプでの食事に欠かせないのがコンロやグリルといった火器になります。
・シングルバーナー
ガス燃料を使用する軽量でコンパクトが売りの火器です。複数人の調理には向いていませんが、でソロキャンプや登山家に好まれます。ゴトクが小さいので大きな鍋は置くことができません。お湯を沸かすなどのちょっとした調理に向いています。
<代表的なシングルバーナー>
SOTO アミカスSOD-320
・ツーバーナー
シングルバーナーと同じくガス燃料を使用していますが、火口が2つあるので2品を同時に作ることもできます。大きな鍋やフライパンにも適応しているのでファミリーキャンプに人気のアイテムです。
<代表的なツーバーナー>
UNIFLAME ツインバーナーUS-1900
・カセットコンロ
自宅でも鍋の時に使用しているものです。アウトドアバーナーに比べると火力は劣りますが、キャンプ用に風に強い仕様に作られている商品もあります。
<代表的なカセットコンロ>
イワタニ カセットフータフまるJr. C B -ODXーJR
・バーベキューグリル
炭で料理するBBQには持ってこいのアイテムです。炭火でしか出ない味わいを楽しむことができます。ガス燃料系と比べ火おこしに時間がかかるのが難点です。また、料理の幅が狭くなりがちです。
<代表的なバーベキューグリル>
コールマン クールスパイダープロ/Lファン
他にもアルコールバーナーや固形燃料を利用した調理方法もあります。シングルバーナーでもゴトクが広いものもあり、その数は多種多様です。ただし、締め切ったテント内での火器の使用は一酸化中毒になるリスクがあるので厳禁です。必ずテントの外、もしくは換気した環境で使用しましょう。
調理器具と食器類

キャンプといえばスキレットやダッチオーブンなどの調理器具を買い揃えなければならないと思っていませんか?初めてのキャンプでそこまで背伸びする必要はありません。自宅にある鍋やフライパンでも十分です。何を作って食べたいかで必要になった時に買い揃えれば良いのです。ここでは必ず買う必要は無いが、知っておいて損はない調理器具を紹介します。
・クッカー
炭火でBBQするのであれば必要はありませんが、バーナーで調理をする場合は必要不可欠です。アウトドア用のクッカーは収納性に優れているのでとてもコンパクトで持ち運びがしやすいという利点がありますが、初めから揃える必要はありません。日用品をうまく利用しましょう。ちなみにクッカーにはチタン、ステンレス、アルミ、と素材によって重さも熱伝導性も違います。

上の表を参考に自身に合ったタイプのクッカーを選びましょう。
<代表的なクッカー>
スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット
・ダッチオーブン
焼く・蒸す・揚げる・ボイルするなどさまざまな料理シーンに活躍するのがダッチオーブンです。素材は鋳鉄製、ステンレス製などがあります。熱伝導率が高く蓄燃性に優れている鋳鉄製の方が人気がありますが、使用前後の手入れが必要です。素材とサイズを考慮して選択しましょう。
<代表的なダッチオーブン>
キャプテンスタッグ ココット14cm
・スキレット
ダッチオーブン同様、鋳鉄製とステンレス製が主流のフライパンです。主に焼き料理に使えます。ダッチオーブンにもいえますが、スキレットも日用品で補うことができます。日々の手入れも考慮して選択しましょう。
<代表的なスキレット>
ニトリ IH・ガス火スキレット鍋15cm

これは私も愛用しています。夜に調理に使ったものをキッチンペーパーで拭き取って、朝からそのまま使用なんてことも。油が馴染むまで育てる必要はありますが、それもまた楽しみです。
・まな板・包丁セット
まな板と包丁がセットになっているアウトドア用品があります。私は主に材料は自宅で切ってくる派ですが、果物などは現地で皮剥きした方が新鮮なので愛用しています。まな板がそのままお皿として提供できるのも良い点です。
<代表的なまな板・包丁セット>
スノーピーク まな板セットM
・シェラカップ
アウトドアで大活躍するお皿です。個人のお皿として使用するのはもちろん、目盛りが付いているので軽量にも役立ちます。金属製のものだと直接日にかけることも可能です。
<代表的なシェラカップ>
スノーピーク チタンシェラカップ
あると便利なおすすめグッズ

タープ
日差しや雨からリビングスペースを守ってくれます。ツールームテントやテントの跳ね上げ部分で完結できる場合は不要ですが、主に寝室のみのテントの場合はタープがなければ突然の雨や直射日光に対応できません。よって、テントの種類によっては「必須アイテム」に上げても良いアイテムです。選ぶ基準は人それぞれです。立てやすさ、収納、広さを考慮し自身に合うものを購入しましょう。
<代表的なタープ>
コールマン ヘキサライト+
焚き火台
キャンプの夜を演出してくれる焚き火。昨今は直火禁止のキャンプ場の方が主流です。そのため焚き火をするのであれば焚き火台は必須となります。焚き火はキャンプに慣れてきて余裕が出てから挑戦しても良いでしょう。
<代表的な焚き火台>
スノーピーク 焚火台M
クーラーボックス
真夏のキャンプやBBQには欠かせないアイテムです。容量と保冷力で選ぶと良いでしょう。持ち運びに便利なキャリータイプや翌朝まで安心のハードタイプ、軽さ重視のソフトタイプがあります。
<代表的なクーラーボックス>
コールマン スチールベルトクーラー54QT
ポータブル電源
AC電源なしのサイトであれば必要となります。真夏はサーキュレーター、真冬はホットカーペットや電気毛布など、あれば快適に過ごすことができます。ワット数や重量、大きさ、購入後の保証を加味して購入しましょう。自宅に置いておくと災害時にも役に立ちます。
<代表的なポータブル電源>
Jackery ポータブル電源400
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防寒対策グッズ
キャンプは野外で行うので、自然の気温を直に感じることができます。特に日中との寒暖差を考慮しなければなりません。真夏といっても標高が高ければ半袖一枚では肌寒いこともあります。選んだキャンプ場の気温予想やレビューなどを見て、「余計かな?」と思う位、1枚防寒着は持っておくと良いでしょう。カイロやブランケットなども役に立ちます。
<代表的な防寒グッズ>
SUBU NANNEN
キャンプ道具を揃える場所
ここまで揃えるべき最低限の道具について説明しましたが、問題はどこで購入するかです。最近はインターネットで簡単に道具を探すことができますが、初めはアウトドア専門店に行くことをおすすめします。理由は実際にその目で道具を比較して欲しいのと、特徴やわからないことを店員さんに直接説明してもらえるからです。失敗しないためには初めは店頭に出向き、慣れてきたらインターネットを活用することをおすすめします。
アウトドアショップ
アウトドア用品店にも取扱いのあるメーカーとそうでないメーカーがあるので、何店舗か比べてみると良いでしょう。それぞれのアウトドア店の特色、力を入れている部分がわかってきます。また、アウトドアブランドが展開している店舗に赴くのも良いでしょう。特にテントなど組み立ての必要な道具は実際に設営を実演、体験させてくれる店舗で購入することをオススメします。

ホームセンターやディスカウントショップ
ホームセンターやディスカウントショップはGW頃よりアウトドアグッズコーナーを作り始めます。最近では、常時アウトドアグッズを揃えることが多くなりました。アウトドアショップよりはリーズナブルな商品が多く並べてありますが、選択肢は少ないので小物などにおすすめです。

インターネット
先述した通り、初心者がインターネットを使用してキャンプ道具を揃えることはあまりオススメしません。実物を見て重さや大きさ、使いやすさを自身の手で感じて購入した方が失敗は少ないです。アウトドア経験の豊富なスタッフに道具に関しての生の声を聞くと納得して購入することができるはずです。「気になった商品が近くの店舗に無い」「同じ商品だがネットで購入した方が割引が効く」などの理由がある時は使用しても良いでしょう。また、アウトドアブランドショップのオンラインショッピングも選択肢の一つです。店舗では売り切れていた品などが見つかる可能性もあるのでチェックしてみましょう。
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リサイクルショップ
コロナ禍によるアウトドアブームにより、一時はすべてのアウトドアグッズが品薄状態になっている時期がありました。アウトドアショップも大賑わいで、店舗に臨時駐車場が設けられた程です。しかしコロナが明けてからというもの、ブームに乗っかりキャンプを始めた人たちのキャンプ離れは深刻な問題となっています。遠のいた人たちが売ったアウトドアグッズがリサイクルショップには溢れかえっているのです。チェアやテーブルなどそこまで説明のいらないものであればリサイクルショップで購入しても良いでしょう。
7.キャンプ本番までにキャンプの練習をしよう!

何事も初めてのことをするのは勇気がいることです。知識がついて道具が揃っていたとしても、いざキャンプへいくとなると足がすくんでしまう人も多いはず。そこで私は本番前にデイキャンプなどを行い練習をすることをオススメしています。なぜなら本番さながらに行うことでキャンプの流れや楽しみ方を知ることができるからです。
デイキャンプ
日帰りで行うキャンプです。連休が取れない、一泊する勇気がない、といった方にオススメです。デイキャンプそのものが目的の場合は準備する荷物も少なく、費用も安価で済みます。そのため近年デイキャンプのみの人気が上昇している傾向にあります。キャンプの練習として行う場合は、テントの設営、調理、撤収など本番さながらに一通り行い時間が取れくらいかかるか、目安を知る良い機会となります。設営より難しく時間がかかるのが撤収です。実際に荷物を畳むことの難しさを知っておくと本番早めに取り掛かるなどの対処ができるようになるでしょう。
コテージ泊
自然でお泊まりすること自体が初めてという人にオススメです。コテージはキャンプ場内にありながら、キッチンや食器類、寝具が設備されている宿泊施設です。トイレや入浴施設はテント泊の人たちと共同であるケースもあります。他にバンガローやロッジなどの施設があります。使用する際はそれぞれの設備の違いを判断基準にすると良いでしょう。
手ぶらキャンプ
キャンプ場やアウトドアメーカーが提供しているその名の通り手ぶらでキャンプができるというアクテビティです。テントはすでに設営済み、マットやシュラフなどの寝具も完備されており、調理器具、チェア、テーブルなども一式揃っています。中には食材を提供してくれるプランもあります。設営などは経験することはできませんが、調理や宿泊を経験することができます。
キャンプの練習に関しては必須というわけではありません。しかし、思った以上に初めてのキャンプはトラブルに見舞われます。「店舗で実際に設営をしたから大丈夫!」と思っていても当日の風や地面の状態でマニュアル通りに進めないこともあります。一度自然の中で設営を経験しておくとイメージが掴みやすいので本番に挑みやすくなります。また、デイキャンプで練習と言っていますがデイキャンプは立派なキャンプです。ここで経験しておくと本番には経験2回目になっているということになります。「これは問題ない!」と自信をもてる機会となるので、一度経験することをオススメします。
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8.イメージトレーニングをしよう!

キャンプ前日に行うことです。タイムスケジュールや荷物の整理、調理する物のレシピなど。ここまで時間をかけて計画を立ててきました。不備がないかも大切ですがワクワク感を高めておくことが重要です。ここでモチベーションをしっかりあげてキャンプに挑みましょう。
1日の流れを復習
自宅を出発してからチェックアウトするまでのスケジュールを復習しておきましょう。いざ行ってみると「混んでいてチェックインに時間がかかった」「風が強くて設営に時間がかかった」などのトラブルは付きものです。初心者の人はトラブルによって生じた時間のズレにうまく対応することができません。
スケジュールに挙げたすべてを行う必要はありません。調理する時間が削られたのならカップラーメンにする、入浴時間が遅れたらシャワーのみにする、など予定を変更すれば良いのです。計画の中にも優先順位をつけておくと良いでしょう。
持ち物の不備がないかチェック
忘れ物は何度キャンプに行っても必ずと言っていいほどあります。キャンプは荷物の多いアクティビティです。チェックリストなどを利用するのが良いでしょう。また、車へ荷物を積み込む作業は思った以上に時間がかかります。当日の朝に焦ることのないよう、食材以外の荷物は前日のうちに積み込むと良いでしょう。
まとめ

今回は初めてキャンプに挑む超初心者に向けてキャンプの基本や道具の揃え方について解説しました。キャンプを始めたいのに、何から始めれば良いのか悩んでいる人は、この記事を読んだことが第一歩だと思って良いでしょう。この記事を読んで得た知識はあなたの背中を押してくれるはずです。
キャンプは必ずしも成功できるわけではありません。私の初めてのキャンプはポールを破損したり設営に予想以上に時間がかかったりと散々でした。しかし、それも良い思い出になります。挑戦したこと自体が思い出になり、スキルにもなります。
今後もこのブログではキャンプにまつわる情報を発信していきますので是非、他の記事にも目を通してください。

